レイジング・ザ・バー シーズン1 評価未定
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■概要
法廷物+青春群像。
仲良しグループが弁護士と検察両方にまたがってるとこが新しい。
主人公の熱血公選弁護人を中心にした人間関係と、事件の公判の様子が描かれる。
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■感想
まず青春群像については、それほど新味はないかな?
ただ、やけにモデルっぽい人が多いな、ということで目に優しい。
公判は、いわゆる起承転結がしっかりしていて、ちゃんと楽しめるようになっている。
しかしこのドラマで最も注目すべきなのは、そこじゃないんです。
女性判事ケスラー!!!
このキャラが、卑怯なほどに魅力的なんですよ。
・まず、ケスラーは熱血主人公に敵対的に接する高圧的な判事だということ。敵なわけです。
・そんな彼女は部下とつき合ってて公私共々彼氏に頼っててるが、実は彼氏はケスラーを裏切っている。
表面的には強者であるケスラー判事が、実は最も残酷な仕打ちを受ける弱者だということ。
このアンビバレンツをジェーン・カツマレクがよく演じてて、ケスラーの「素の」無防備さが
ちょっとした仕草に出てたりする。ジェーン・カツマレクの年齢、視線さえも、弱者としての
ケスラーを演出するための道具になってるのです。
そんな無防備な、無垢なケスラーに、この先確実に到来する悲劇。
そのときジェーン・カツマレクがどんな演技を見せてくれるのか。
ああケスラーから目が離せない。
※それに比べて熱血と金髪と人妻は、もうわかりやすすぎて、うん後はまかせるから結果だけ教えといてーレベル。
あーあと、検察と弁護士が、毎晩バーで一緒に飲んでたりお互いの事務所に出入りしてたり
同棲してたりするのは、 いくらなんでもありえないでしょ。
このドラマ、他のサイトのレビューではあまり評判がよくないんですが、
ケスラーを認めるかどうかが分かれ目だな。分かれ目のこっち側には私しかいないけど。
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■キャスト
ジェリー・ケラーマン(マーク=ポール・ゴスラー)
まず、マークかポールかはっきりしろ。
ロザリンド(グロリア・ルーベン)
見たことあるなと思ってたらERでした。
ダンナにエイズうつされたんでしたっけか。
ケスラー(ジェーン・カツマレク) '55年生まれだそうで。 可愛さに年齢なんてないな。 |
ケスラーの彼氏。
かなり有能だけども明らかに破滅型。
ミシェル(メリッサ・サージミラー)熱血の彼女。金髪。
気が強いだけで、やってること滅茶苦茶。
まぁ無能です。金髪だけに。
ニック(カリー・グレアム)
金髪のセクハラ上司。
アナベス・チェイスの上司と比べると、こちらの方が完全に格で下回る。
マーカス(J.オーガスト・リチャーズ)
黒人としてのプレゼンスはない。なぜだ。
第3話あたりで純朴な黒人青年が被告だったときもスルー。
融通がきかない堅物キャラなのか?まあどっちでもいいや。
リチャード(テディ・シアーズ)
いちばん有能で性格良くてお金持ち。
なぜかロザリンドに言い寄っている。
ロベルタ(ナタリア・シグリウティ)
人妻。フラッシュ・フォワードで言うところのジョン・トラボルタの役回り。
色々周辺エピソードを積み上げているが最初からやる気まんまん。
でも笑顔はキュート。
"レイジング・ザ・バー キャスト"でググると、このページがトップに来てました。
ごめんねこんなんで。
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■制作総指揮
スティーブン・ボチコー
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