スーパーナチュラル


スーパーナチュラル シーズン1 ★★★
スーパーナチュラル シーズン2 ★★★★
スーパーナチュラル シーズン3 ★★★
スーパーナチュラル シーズン4 ★★
スーパーナチュラル シーズン5 未見


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■概要

白人兄弟が世界中(=アメリカ)を旅しながらモンスターをやっつける。

知人に勧めるとまず失笑されますけど。

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■感想

見たい物をちゃんと見せてくれるシリーズ。
エリック・クリプキが長年あたためてきた企画だけあって(最初は新聞記者が主人公の"アーバン・ホラー"だったらしいけど)、モンスター達とそれにまつわるお話がバラエティに富んでいます。
[異常な現象]→[調査]→[意外な真実]→[対決・解決]の流れにセンス・オブ・ワンダーがあり、この感覚はスタートレックに通じるものがありますね。

シーズン2から悪魔が出始め、この悪魔達がまたとても魅力的なのですが、シーズン4を迎えて天使達が登場し始めると「イミフ」になり始めてしまいます。
そもそもこのシリーズで天使達の内紛を見たいのではないうえ、天使達が何をしたいのかが隠されていて・・・HEROESの悪夢が再来するか、このままギブかと危惧されましたが、シーズン5になると軌道修正されて、かなり話がすっきりしました!よかったよかった。

主役二人の「兄弟対決」も、とても必然性のある形で理由付けられていて、これは素直にすごいなと。

というわけでこのシリーズの最大の魅力は「見たい物を見せる」ことにあるのですけれども、それを全くわかってなかったのが日本ワーナー(たぶん)。
シーズン1の吹き替えで次課長井上&成宮の棒読みコンビをあてやがりました。
そんな番組、  誰  が  見  た  い  の  ?

嵐の如きクレームを受けてか、さすがにシーズン2から声優は変更になりましたが、「コンテンツのクオリティアップに寄与しない判断をしない」、というふつうの判断を、日本のコンテンツビジネス業界の人たちが当たり前にできるようになるまであと何年必要なんでしょうか。
実際のところ私もコンテンツ業界のはしくれにいるのですが、「売り」のプロならプロらしく、それが売りにつながるかどうかいっぺん自分のオツムで考えてみやがれ!と思うことがしばしば、なのですよ。
惰性で仕事をしている人や知性が不足している人、小賢しい臆病者が、あまりにも多すぎる。

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■キャスト

ディーン・ウィンチェスター(ジェンセン・アクレス:東地宏樹)
ワイルドに見えて繊細なディーンをとてもうまく表現してます。
一瞬の表情の変化で「オレだってキミを愛してる。キミと一緒にいたいけど、でもそれはできないよな」ということを表現してくれたのには軽く感動しました。
決してティーン向けのクオリティではない仕事をしてくれてます。

ジャック・ニコルソンかブルース・ウィリスあたりに利用されて無惨に死んでいく軍人役とかやってほしいなあ。

今回画像をググって見ると裸体が結構多くて、うん、ゲイに人気なんでしょうな。

サム・ウィンチェスター(ジャレッド・パダレッキ:内田夕夜)
身長2mの巨大ヒーロー。
シリーズはじめの頃はディーンと口論が多く「このきれい事野郎め死ね」なんですが、運命が明らかになってくるとその辺おとなしくなります。

この人も、ゲイに人気なのかしら。裸体が多いわ。

アザゼル(フレデリック・レーン)
黄色い目の悪魔。最高。
この人をもっと見たかった。
ルビー(ケイティ・キャシディ)
この人が悪魔のルビー役で出てたときはとてもキュートに見えてたんですが、おや・・・?ベン・アフレックに見えるぞ。
カスティエル(ミーシャ・コリンズ)
ボケ役。

ザカリア(カート・フラー)
スーツがとてもよくお似合いの傲慢ダンディ。
声は「ダメージ」のアーサー・ナイスガイ・フロビシャーこと小川真司さん。

あれ、このシリーズってもしかして、天使=金持ちと解釈できるのかな??
ルシファー(マーク・ペルグリノ)
LOSTのジェイコブ。この人、化け物役が続いてますけど何か事情があるんでしょうか。

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■制作総指揮

~シーズン5:エリック・クリプキ、マックG
シーズン6:セラ・ギャンブル

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シーズン5DVD&Blu-ray 2010/10/20 発売
スーパーナチュラルスペシャルインタビュー

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